杭の簡易載荷試験は，人力による杭頭打撃に対する杭頭の応答から，杭頭荷重－変位関係（杭頭ばね）の初期値を推定する試験です。

本協会は，杭の簡易載荷試験のライセンス管理と普及推進を目的として活動しています。

• 協会会則リンク
  • 会則の概要説明資料リンク
• 会員名簿
• お問い合わせ: office@simpleplt.org

技術概要

杭の簡易載荷試験は，以下の手順により，極めて簡便に杭頭ばねの初期値を推定します。杭頭ばねの初期値を利用して，杭の性能を評価し，杭の支持層到達／未達判定や既存杭の支持力確認に応用することを目標としています。

1. 杭頭に加速度計もしくは速度計を設置。
2. インパルスハンマーを用いて人力で杭頭を打撃。
3. 杭頭のセンサーの出力値とインパルスハンマーの出力値をフーリエ変換して，その比をとり，杭頭のインパルス応答を算出する。
4. 杭頭のインパルス応答から，杭頭の静的ばねの初期値を推定する。

論文・解説など

• 人力加振による杭頭のインパルス応答を用いて弾性領域における杭頭の静的ばねを推定する方法, 日本建築学会構造系論文集, 86(779), pp. 65-75, 2021
• 杭の簡易載荷試験方法・同解説（協会内部資料）

ご利用の案内

本試験は，発明者である13法人の特許となっています。商用利用される場合は，以下ご確認の上，協会事務局（office@simpleplt.org）にご相談下さい。

試験の委託・発注

準備中

試験を自ら実施する場合

本試験を自ら商用で実施する場合，本協会へ入会して頂く必要があります。入会手続きの概要は以下の通りです。まず会則もご確認の上，入会希望の旨，協会事務局（office@simpleplt.org）までご連絡下さい。

1. 協会事務局から会員の権利と入会・退会の手続き等に関する説明。
2. 特許の実施許諾契約書（案）のお渡し。
3. 特許の実施許諾契約手続 → 契約締結を以て入会。

その他：講習会等

試験の委託や実施の前に，もう少し詳しい説明が聞きたいという場合には，メールでの対応以外に，講習会や試験の実地指導も有償にて対応します。これについては，協会に入会して頂く必要はありません。ご希望の方は，協会事務局（office@simpleplt.org）までご連絡下さい。